外反母趾

外反母趾とは

・母趾(ぼし=親指)が第一中足骨関節で外側(小趾側=小指側)に曲がる変形のことです。外反角度が15度~18度以上のものを外反母趾とする場合が多く、先天的要因と後天的要因に大別されます。
・外反母趾とは、母趾が外反する病態ですが、同時に第1中足骨(足にある5本の長い骨のうち、親指側の骨)が内反してしまいます。この第1中足骨の内反が外反母趾変形の始まりと考えられています。中足骨が内反することで、母趾は逆に靴の先のより外側に押し曲げられます。同時に母趾内転筋に引っ張られることにより、付け根でねじれながら「くの字」に曲がってしまいます。そのため、一見すると骨が変形しているようにも見えます。しかし実際には、そのほとんどは、関節の靭帯が損傷することにより、関節が曲がることで起こっています。
そして、突き出した部分が靴の内側に当たり、痛みが生じます。 そのため、歩くとその部分が当たったり、立っているだけでも痛みが辛い状態になったりすることもあります。
・親指の曲がってしまった角度を外反母趾角と呼び、20度未満は正常、20度~30度未満が軽度、30度~40度未満が中等度、40度以上が重度と定義されています。

靴の選び方・履き方

・トゥが足の形に近いシルエットで、前滑りせず、靴紐やマジックテープ等で固定できるもの、関節部を圧迫しないデザインを選びましょう。
・外反母趾の原因になるのは、先の細い靴やかかとが高い靴のため、先が細くなく、かかとが高くない靴が理想的です。また、足の指が靴の中で動かせるように、つま先に1~1.5cmほどの余裕があると良いでしょう。さらに、靴の中で足が滑って前にずれないよう、かかとと甲が固定される靴を履きましょう。
・甲にストラップがついた靴を選べば、甲が固定されて、足が前にずれてしまうのを防ぐことができます。中敷き(インソール)は滑りにくい素材が理想的です。前重心になりすぎると痛みを伴うことが多いため、出来るだけ、ヒールの有るものは避けてください。
・足先を圧迫しないよう、まずは、つま先を上にしてかかとを地面に着けてトントンと合わせてから、指先に1~1.5cm程度の余裕をもって、甲を紐やベルトで固定してください。靴紐の場合は、指先の方から1本ずつ順にたぐり寄せ、最後にキュッとしっかり締めてください。たったこれだけのことですが、足の健康のためには非常に重要なことですので、実践してみてください。

外反母趾にお勧めの当社商品

内反小趾

内反小趾とは

・靴のトゥ部の形状に合わせて母趾(ぼし=親指)が外反するとともに小趾(しょうし=小指)が内反する症状のことです。
・足の小趾の付け根が肥大・弯曲して突出する 疾患です。中足骨というのは足の甲にある5本の長い骨のことで、小趾側の中足骨が弯曲したりすることで、中足骨頭が突出するのが特徴です。
・内反小趾は、親指側で起こる外反母趾ほど一般的ではありませんが、どちらも症状と原因は似通っています。

靴の選び方・履き方

・トゥのシルエットが足の形に近いもので、前滑りせず固定できるもの。正しくフィットした靴を履くことが大切です。
・つま先部分が広い靴を選び、先のとがった靴やヒールは避けましょう。

偏平足

偏平足とは

・偏平足(へんぺいそく)とは、縦のアーチ構造の低い足のことです。一般的に「外反足」「外反偏平足」「偏平足」を含みます。
・扁平足とは、足の裏のくぼんだ部分の「土踏まず」の形が崩れて、足の裏が平らになった状態のことを指します。
・「土踏まず」とは、体重を効率よく支えるアーチ状の構造のことです。この構造は、さまざまな靱帯や腱などによって形成されていますが、これらが緩んだり切れたりすることでアーチ構造が潰れ、扁平足の状態になると考えられています。

靴の選び方・履き方

・素材や先芯(靴のつま先に挿入されている革・布・紙などの芯のこと)の柔らかい靴を選ぶことが大切です。
・当社の靴であれば、整形外科で作られる足底板(カスタマイズされたインソール)に入れ替えて履いていただくことが可能です。

偏平足にお勧めの当社商品

開張足

開張足とは

・開張足(かいちょうそく)とは、中足骨(足の甲にある指の5本の長い骨)が扇状に開く変形のことです。足の指が横に広がり、足幅も広くなるため、母趾(親指)〜小趾(小指)を前から見ると、床面に対し平行になっていることが特徴です。
・開張足は、中足骨をつなぐ靭帯組織が伸びて緩んでしまうことで発症します。 つまり、足の靭帯が柔らかいと開張足になりやすいと言われています。
・靭帯とは、骨と骨を結び付けているコラーゲン組織のことです。骨が必要以上に離れていかないよう、つなぎとめる役割があります。靭帯の柔らかさは遺伝的要素で決まるだけでなく、6歳くらいまでの運動量が少ないと柔らかく形成されてしまう場合があります。また、女性の方が男性よりも柔らかく伸びやすいと言われています。

靴の選び方・履き方

・アッパー(靴の底を除いた甲を覆う部分)素材の柔らかいもの、幅広ではあるけれども、靴ひもやベルトなどで固定または調整が出来るものを選んでください。

開張足にお勧めの当社商品

お客様の声

外反母趾でなかなか合う靴がなく、おしゃれな靴は諦めていました。
今回、丁寧な対応を頂き、履くのを楽しみにしています。
60代 女性(会社員)
私は外反母趾で足の人差し指も長く、なかなか合う靴が見つかりませんが、貴社のは合うのがあり、助かっています。
60代 女性(専業主婦)
外反母趾のため、なかなか合う靴がなく苦労していましたが、ようやく合う靴を見つけました。
今回で4足目です。これからも履きやすさを重視した靴を作ってください!
70代 女性(専業主婦)
外反母趾、しかも大きな足。なかなか合う靴が見つかりませんでした。でも、この靴はシンデレラのようにピッタリ!!外反母趾のところも痛まず、しかも、25.5cmのサイズまであり、自分でもピッタリさにビックリ。値段なんて関係なく、即購入しました。お金を貯めて、今度はサンダルを買います。これからもキングサイズの人のために頑張ってください!
40代 女性(会社員)